子育て
境界性人格障害
幼いころの母親との関係が原因。
幼いころの母親の態度が原因。
赤ん坊は成長するにつれて、ハイハイ、ヨチヨチ、この世という未知の世界へと探検に出掛けます。その途中で、ふと不安になって振り返り、母親の存在を確かめようとします。そのとき見た母親の表情から、赤ん坊はいろいろなことを学びます。
健全な心を持った母親であれば、赤ん坊が独り立ちして自分から離れて行くことを素直に喜ぶことが出来ます。赤ん坊に対して励ましの笑顔で応えることが出来ます。
しかし、母親によっては、赤ん坊が自分から離れて行くことに対して、まるで自分が置き去りにされたかのような淋しさを感じる人がいます。
赤ん坊が自分の力で移動できないときには、生きることのすべてを母親に依存していますので、母親は赤ん坊から必要とされる存在であることに歓びを感じることができます。
しかし、赤ん坊が成長するにつれて自分が必要とされなくなっていくことに気付いたとき、とても寂しくて悲しい気分になる母親がいるのです。このような母親の場合、赤ん坊の方からはどう見えるでしょうか。
振り向いたら、そこに母親の寂しそうで悲しそうな顔が見えたとき、もしかしたら母親から遠ざかることは悪いことなのだろうか、と思うようになります。
親を悲しませた自分は、もしかしたら捨てられてしまうかもしれないという不安にとらわれます。そして、こういうことが繰り返されると、親から自立して独り立ちしようとする衝動を抑えるようになります。
本来なら、身体的にも精神的にも母親から分離して一個の独立した「個人」になろうとするのですが、こういった精神の健全な成長をためらうようになります。
こうして、母親の「いつまでも依存されていたい」という無言のメッセージに応えるかのように、赤ん坊は心の成長を自分で押さえ込んだり後戻りさせてしまうのです。

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